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助け合う力 大震災とボランティア
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1075/20110520_01.htm
から転載↓

(7)支援ニーズ、発掘に力/南三陸町災害ボランティアセンタースタッフ・影山伸一さん


ボランティアの需要と供給の調整を担う影山さん=南三陸町志津川の町災害ボランティアセンター
―災害ボランティアセンター(VC)での役割は。

<自分で現場確認>
 「被災者の『助けてほしいこと』と、ボランティアの『力になれること』の調整だ。仕事内容を知らないとボランティアを危険にさらす恐れもあるので、現場は可能な限り自分の目で確かめる。その上でボランティアの希望や体力、経験や装備を勘案して、担ってもらう仕事を決めている」
 「南三陸町のVCが設置されたのは3月26日。僕は4月9日に入った。1日に受け付けるボランティアは平均100人。東北の人は奥ゆかしいので被災者には『困り事は遠慮なく言おう』と言い続け、支援ニーズの掘り起こしにも努めている」
 ―活動の中で意識していることは。

<地元の商売考慮>
 「ボランティアが仕事を無償で担うことが本当に被災地のためになるか、常に考えている。例えば被災民家の片付けは屋内作業は手伝っても、庭の片付けは被災者が業者にお金を払って頼むべきだという場合もある。全てボランティアがやってしまうと、経済の再興や雇用を妨げかねない」
 「その線引きは時間の経過や被災地の事情で変わる。被災当初は許されたことも、商店や企業が再開すると手出ししてはいけない領域になる。そうした事情を、被災者もボランティアも理解してくれ、助かっている」
 ―阪神大震災での経験が原点と聞いた。
 「僕は当時東京の大学生で、友人に誘われてボランティアに行った。1カ月間活動した神戸市長田区では、ドラム缶風呂を作って被災者に喜ばれたが、直後に再開した銭湯からは『客を奪うのか』と怒られた。最終目標が地域の復興である以上、地元の商売を圧迫するのは本末転倒。被災者にお金を掛けさせないことが支援の本質ではないと悟った」
 ―阪神大震災の時との違いや共通点は。

<若い男性不足>
 「今回は津波被害の範囲が広く、程度も深刻。必然的に復興には長い年月を要する。だが人々が願う復興のスピードは阪神の時と変わらない。その溝が被災者の悩みを深くしていると感じる」
 「体感として、ボランティアに来る若い男性が少ない。被災者の心情に思いをはせ、仲間と力を合わせて地道な作業に挑むボランティア活動は、人間を成長させる。もっと多くの日本男児に飛び込んできてほしい」
 ―ほかに訴えたいことは。
 「支援にはいろんな形がある。企業にはボランティア休暇の制度確立に取り組んでもらいたい。個人なら、被災地の産物を買うのもいいし、風評被害に苦しむ観光地を訪れるのもいい。思いを行動で示すことが大事だ」
 「個人的には、長期間の留守を許してくれた職場と家族に感謝したい。特に、妻は7歳と5カ月の男子2人と留守を預かってくれた。帰ったら『君が一番のボランティアだ』とねぎらいたい」
(聞き手は大泉大介)

<かげやま・しんいち>横浜市出身。拓殖大卒。東京のITコンサルタント会社「ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ」勤務。4月9日から南三陸町の災害VCで活動。横浜市在住。


2011年05月20日金曜日


↑転載ここまで。




>例えば被災民家の片付けは屋内作業は手伝っても、庭の片付けは被災者が業者にお金を払って頼むべきだという場合もある。全てボランティアがやってしまうと、経済の再興や雇用を妨げかねない。

一理あるとは思うけれど、今回の場合は範囲が広すぎる。
それに地震から2ヶ月以上たち、ある程度家が無事でお金のある人は
ちゃんと業者に頼んでるんじゃないかなーと思う。
やっぱりボランティアは素人なりの仕事しか出来ないしね。
昨日うちにも「床上・床下の浸水被害について」という住宅業者のチラシが入ってました。

東北人の奥ゆかしさかどうかはわからないけど
少なくともわたしがボランティアに入ったところは全損地区ばかりで
依頼する人も「ボランティアさんに来てもらってもここに住み続けられるかわからない…」
と迷いを抱えながら依頼されているようでした。





>ドラム缶風呂を作って被災者に喜ばれたが、直後に再開した銭湯からは『客を奪うのか』と怒られた。

財産を無くしてしまった人は銭湯が再開しても通う気分になれない人もいただろうし
ドラム缶風呂くらいでは商売圧迫とまではいかないんじゃないかとわたしは思うけど
人それぞれ感じ方が違うから良かれと思ってしたことがそうでなかったり難しいですね。




>支援にはいろんな形がある。企業にはボランティア休暇の制度確立に取り組んでもらいたい。

これは本当にそう!!
ボランティアしたくても仕事が…という人はたくさんいるだろうし
個人ではやっぱり出来る事に限りがあります。。。
仙台市北部津波災害ボランティアセンターには
ボランティア向けに水やカロリーメイトなどが三菱商事から提供され、
毎日人員も派遣されてます。
三菱商事の皆さん
↑ボランティアセンターで見かけた三菱商事の皆さん。
10人1チームで3日間を120組派遣してくるそうです。
素晴らしい!!
検索したら関連記事がありました→http://response.jp/article/2011/05/18/156484.html

情けは人の為ならず。

夫の会社にも「お見舞い」と称して色んな方が視察にきてるそうですが
是非1日だけでもボランティアと抱き合わせで来てもらいたいものですね。

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ボランティア休暇、賛成!
ボランティア休暇制度、ホントに作ってほしいです。猛暑の東京で節電しながら非効率に仕事するより、その汗を被災地で流したい!
三菱商事はボランティア派遣を1年間継続とのことですね。素晴らしいです。うちの会社の役員達も見習え~
ijapa 2011/05/23(Mon)00:26:41 編集
紹介ありがとう~
あたしのmixiでも紹介させてもらったわぁ。
ところで、ちょっと愚痴っても良い?
友人のツイートで「お金出してるだけじゃダメ?」的な物があって更に読んで行ったらリツイートで「ボランティアじゃなくて、経済的に救済しないとダメだ」って言うのが出ててさ・・・
っていうか、それが出来ているならもうとっくにやっているよ!!って感じじゃない?
真面目にボランティアやっている人を否定するような言動、本当に止めて欲しいなって思って・・・ごめん、愚痴でした(汗)
ちぇしゃ 2011/05/23(Mon)01:44:41 編集
コメントありがとう
>ijapaちゃん
猛暑の東京…考えただけでクラっときます(汗
自動車業界が定休日を平日に変えたように、臨機応変に工夫してこの難局を乗り越えていきたいですな。
ijapaちゃんの会社は技能があるので肉体労働よりもそっちで何か…と素人としては思ってしまうけど、、、色々と難しいかな^^;
でも実際に現地に入って作業をすることは、何かしら得るものがあると本当に思いますね。
社員旅行を宮城で1日目ボランティア→夜温泉→翌日観光とかどうかしら?(笑)


>ちぇしゃちゃん
愚痴、OKよ(笑)
経済的な救済はもちろん当たり前で、言うのは簡単だよね。
お金を出せる人は単発じゃなく長く長く支援して欲しいですね。

東日本の復興だけでなく、生活や経済のあり方、エネルギーについて
日本全体で変えていくことをみんなで真剣に考えてかなきゃないと思うです。
みんな色々な思いがあって、生活があって、それぞれどうしたらいいか考えてると思うけど
ボランティアやってる人を否定して欲しくはないですね。
実際に現場に入ると、もっと来て欲しいって思っちゃうよね。。。

なごみ 2011/05/23(Mon)09:52:25 編集
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